春の花桃、夏の古代ハス 季節の花々が彩り添える自然と歴史豊かな公園

駒ケ崎の森

駒ケ崎の森

「駒ケ崎の森」については、その地名碑に「この森の木下や闇深きこと、ふくろう棲みし往時の村はずれかくの如きか。旧村名を添えてこれを讃えん。」とその名の由来が刻まれています。
駒ケ崎とは、遣水柏翆著「古河通史」によると、岬状台地に馬を飼っていた地域であたっこところから生じた地名のことです。
駒ケ崎の森は、その岬状台地の先端部にあり、常緑樹と落葉樹の混合林の暗い森で、大径木の欅、樅、榧、樫、像など、大きく伸びたアズマネマサや、シラカシ、ヒサカキ、シュロなどの陰綬が密集して生えており、人を拒むような雰囲気があります。御所の森のように絶えず人の手が入っている里山特有の親しみやすい雑木材とは対照的な森です。それ故に、薄暗い森特有の生態系があり、鶯などの多くの小鳥たちの棲でもあり、日陰の湿った場所で生息可能なゴミムシ類など生物多様性にとっても貴重な環境が保たれています。
また、古河公方公園の地形上の特徴であるが、芝生広場から南を眺めると、舌状台地の御所の森、駒ケ崎の森、新久田の森が雁行型に連なり、公園の風景にダイナミックな遠近感を演出しています。その意味で駒ケ崎の森は古河公方公園の風景を形づくる存在でもあります。

お問い合わせはこちらまで TEL 0280-47-1129 受付時間 9:00 - 17:00[年末年始を除く]

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