春の花桃、夏の古代ハス 季節の花々が彩り添える自然と歴史豊かな公園

ラン塔の泉

ラン塔の泉

「ラン塔の泉」については、「当地の牧野地側にあった小字名「ラン塔裏」を借りて泉の名となす」とその由来が地名碑に刻まれています。とその由来が地名碑に刻まれています。
ラン塔の泉は、菖蒲田の北側に位置するラン塔池に注ぐ泉である。泉は、実は井戸水としぼり水で、湧き口は、石組の隙間から湧き出るかの様に造られており、その付近には、クレソンが繁茂しています。
池には、人慣れした鯉が回遊し、来園者を楽しませています。また、池の水面はトンボが滑空し、休日ともなれば、網を持った少年たちの絶好の遊び場である。
ところで、小字名に使われているラントウとは、塔身が卵形をした禅僧の墓のことで中国から鎌倉時代に禅宋と共に入ってきたと言われており、無縫塔とも言います。後に墓地のことを卵塔場とも言うようになるが、この卵形のデザインは、卵生神話と関係があるかはわからないが、仏教の宇宙観から来ていると言われており、すべてをつなぎ合わせると最終的には卵のような形になるという仏教の思想をお墓で再現したと言われています。
卵塔とは墓石のことであるが、仏教の宇宙観を表している形であると考えると、深遠な智の宇宙の縁から湧き出るラン塔の泉は、何ともありがたい泉であると、私には思えてくるのである。

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