メリナメルクーリ小径
古河公方公園は、2003年に、ユネスコとギリシャ政府が主催する文化景観の保護とマネージメントに関するメリナメルクーリ国際賞を受賞しました。受賞を理由は、東京近郊にあり開発圧力に耐えたとの総括評価のほか、御所沼の復元による自然と歴史空間の再生、自然と人間とのかかわりを表現したデザイン、四季折々の自然に親しむ市民の営みの3点が高く評価されました。なお、審査に当たっては、25か国エントリーして、前例なく全会一致で古河に決定したとのことです。 古河市は、受賞の栄誉と責任を記憶にとどめるために、公園の正面道路にギリシャの文化大臣で女優のメリナ・メルクーリ女史の名を冠することをユネスコ本部での受賞式表明し、この受賞記念の地名碑は建設されました。約300mのメリナ・メルクーリの小径は、春の絢爛たる桜並木や市民が育てるアダプト花壇の四季折々の花々と、まさに公園へ通じる花の散歩道になっております。時には、メルナ・メルクーリの小径をゆったりと散策して頂くことを願って、「メリナ・メルクーリの小径」の地名碑の紹介とさせていただきました。